2016.4.29

design

すごくデザインができる子とできない子の差について

ウチはデザインの会社です。

広告といっても多くはチラシなどの小型の広告や、企業やお店のホームページ、会社案内などを作っている会社です。

そして、定期的に仲良くさせていただいているデザイン学校のインターン生を受け入れています。

インターンにもいろいろあって、専門学校で企業実習の授業が組み込まれている子(授業の一貫)や、職業訓練のため来ている人(本気でデザイナーになりたい子や訓練の一貫としてしかたなく来ている人)がいます。

なんだかんだで、インターンの方を受けれるようになってかなり経ちます。(1年近く?)インターンを受け入れるようになって、逆に気づかされる事がたくさんあったので、久々にブログに記したいと思います。

前提として、インターン生には2種類います。

一つは、本気でデザイナーになりたくて自分の糧にするために実習をしている子、

二つ目は、授業の単位を取るために実習を受けている子です。

本人たちはそんな気はないかもしれませんが、受け入れている側では意外とそういうのがわかってしまい、本気の子には熱心に指導をして、本気でない人にはそれなりの指導になってしまいます。本当は平等にしないといけないのですが、やはり受け取り側の熱意によって強弱が若干変わります。(もちろん本気でない人にも、最低限の実習で力を付けていってもらっているつもりですが。)

現在弊社には5名の実習生が毎日デスクで、業務や業務外の事をやってくれています。過去に多くの実習生を見てきましたが、今のメンバーが特に空気が良いというか、教えがいがある子たちで、いつまでも実習していて欲しいとこちらが思ってしまうほどです。

なんなら全員会社に雇ってしまいたいくらいなのですが、そんなに余裕もないのでそんな事はできないのですが、、、それくらい私はいま来てくれている子が大好きです。

だから、いつもより2割から4割程度増して、実習中の指導には力を入れています。

これからインターンで企業実習に行く人へ。

より就職に有利なのは実習中に身につける現場のスキルだと思います。

正直、職業訓練校で習う程度のスキルでは就職は難しいでしょう。なぜなら、2ヶ月程度で習得できるスキルは独学でも身につけられるからです。

インターンなどの企業実習で現場ならではのノウハウや技術、現場ならではの「あるある」を身につけてこそ、即戦力の人に負けない未経験者の力になるのではないでしょうか。

たとえば、よく実習生から受ける質問が、「この広告、出稿時はどうすればいいんですか?』というものがあります。

経験者なら、デザイン後の出稿作業など、何千回、何万回とやっているでしょうが、未経験者は0回です。

しかし、仕事はスタートとゴールがあり、必ずデータ納品なり印刷会社への出稿なりで完了データを作る必要があります。そういう現場でしか味わえない実習を、『これくらいは知ってるかな?』という感じで教えると、「学校では教えてくれなかった」と喜んでくれます。

学校もこのくらい教えろよ!というのではなく、やはりそういうのは現場でしか体験できないんです。

印刷会社によって出稿の形式は違うし、クライアントによっても納品時のデータ形式は違うし。それは実際に仕事をしないと身につかないんですよね。

インターンは良くないイメージ(無給で働かされる)がありますが、そんな貴重な体験を未経験の仕事もできない子にさせるのは、インターンという制度があるからなんです。

だから、僕はインターン制度をもっと広く活用すべきだと思います。

会社にもスペースの問題などいろいろありますが、就職したいならタダ働きでも現場を知るべきだと思います。

かくいう、私も未経験からデザイン業界に入り、当初は給料はいらないから働かせてくれ、という事を履歴書に書いてはじめてのデザイン会社に入りました。

そのデザイン会社は、給料は手取りで13万円、土曜日出勤、徹夜あり、毎日帰りは終電というデザイン会社ではスタンダードな会社でした。

でも、未経験の自分を受け入れてくれた。働かせていただいている。しかも無給でいいと言っているのに、手取りで13万円もくれているという気持ちで働かせていただきました。

今の子が〜〜とかはいうつもり無いですが、就職がなかなか決まらない人って、そういう自分の力が社会に見合っていないからスキルアップのためにリスクを負おうという気持ちが足りないんじゃないかなぁと思ってしますんです。もちろん事情もあるんで、全ての人がそうというわけじゃないんですけどね。

今日お昼を一緒に食べた実習生は、明日もポートフォリオを作るために学校のMacに向かうそうです。

頑張れインターン生。僕が協力できる事ならなんでもするからね!!!!!!

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松尾 憲司
アートディレクター兼代表の松尾です。20歳からデザインをはじめて15年以上経ちました。 今までの仕事は広告の制作側が中心でしたが、最近は広告デザインを考える部分を中心に仕事をしています。 仕事は毎日しないといけない事ですが、会社のみんなが仕事を毎日できることの喜びを感じられるように、スタッフとの関係性やオフィス環境の整備を重視して、毎日会社に来るのが楽しくなるような職場づくりにも注力しています。

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