2015.5.24

design

アートディレクター養成講座ARTSでポスター課題を作ってみた

おはようございます。

私は現在、デザインスキルの向上を目的に宣伝会議さんが開催している「アートディレクター養成講座」へ通っています。

こちらでは、専門学校などでは教えてくれない「アートディレクションやデザインの考え方」を学ぶ事ができます。

私の職業はアートディレクターで、スタッフや外部のブレーンに対しディレクションをする機会が多いのですが、自分の考えるデザインについて誰かに何かを教わったとか、学校で学んだという事がありませんでした。学歴コンプレックスの私はFacebookの広告でたまたま見つけたこちらの養成所に通う事になりました

先日こちらの講座で、ポスター制作の課題が出ました。

課題内容は「某メーカーのチョコレートプリッツェル菓子のポスターを制作する。タレント使用は不可。」というものでした。

某メーカーのそのお菓子は誰もが知っている棒状のプレッツェルにチョコが塗られたアレです。

広告制作者として恥じない課題を完成させるため、私は課題が発表されて提出するまでの3週間。毎日1アイデアを考え、ネタ帳にスケッチを描いていきました。

よし、このアイデアで行こう!と決めたのが課題提出の1週間前。そしてデータを作成し始めると「いや、この表現だと伝わりにくいかも。ちょっと説明すぎになりすぎたかな、、」と自分で自分をディレクションできていない事がわかりました。。。。

デザインを作成する上で私は、自分なりにルールを決めました。

ルール1

視覚的に伝えるため、文字にはできるだけ頼らない。

ルール2

ふふっと笑えるものにする。

そして、このポスターのターゲットと目標も設定しました。

ターゲット

ゲーム売り場に訪れた小学生と、その親。

目標

これまでとは別の市場を狙う

このお菓子のターゲットはかなり広く、誰が食べた事があるほど有名で人気です。しかし、近頃のお菓子広告は、どうも若い女子性を対象にしている雰囲気があり、お菓子大好きな子供達に魅力に感じてもらいたいと考えました。

また、小学生はもちろん、その親にもあらためてこのお菓子を食べてもらうきっかけを作りたいとも考えました。

そして、数回のやり直しのうえ完成したポスターがこちらです。

※公式ポスターでないため、某メーカーのロゴなど著作物はぼかしております。

見ていただくとわかるでしょうか。
このプレッツェル菓子は、持ち手があるのがわかります。
この持ち手があるチョコレートお菓子のメリットを、ゲームコントローラーが汚れないという事で消費者にアピールしました。

デザインについて

キャッチコピーが極端に小さいのは視覚的に伝えたいという思いからです。なんなら海外の広告のようにコピーなしで勝負しようかも考えましたが、日本ではハードルが高すぎるかと思い、小さく「きたない手はゲームの中で」と記載しました。

あえて「このお菓子は手が汚れなくてゲーム中のオヤツにピッタリだよ」と書かなかったのは説明的になりたくなかったからです。ポスターは私たちが普段作っているチラシと同様、目に飛び込んだ数秒が勝負なので、文章で説明するのは無理があります。それならいっそ文字での説明をカットしようと考えました。

ふふっと笑ってもらえるように、奥にあるテレビ画面には、誰もが知っている(?)汚い手(裏ワザ)を表示させました。

そして、このポスターの掲示は一般的なOOHではなく、電気屋さんのゲーム売り場にしました。

コンビニやスーパーではない市場でこのお菓子がヒットすれば、ゲームのお供としてのポジションを競合商品に先立って確立出来ると考えたからです。

また、ゲーム売り場で展開をするため、各ハードメーカーのコントローラーでもデザインを作成しました。

キャンペーンとして、ゲームソフトメーカーとのコラボレーションができないかと考え、パッケージに印字されたシリアルコードやQRコードで隠しキャラ(隠し武器)を呼び出せる仕組みを考えました。

汚い手(裏ワザ)を現実でしない代わりに、ゲーム内で思い切りやってくださいというテーマをキャンペーンにまでブレずに持ってくる事ができたと思います。
※すべてゲームソフトメーカーの著作物のためほとんどお見せする事ができませんwww

自分なりに考え抜いて作成したこのデザインを講師の先生に評価頂き、いただいたお言葉が

『某メーカーも買ってくれるかもしれないくらい着眼点が面白い」

 

 

 

 

 

 

 

「でも、キャッチがないですね。』

ガーン( ̄◇ ̄;)

あえて言葉を減らしたのが逆効果だったようです。

やはり絵面とキャッチがバランスよく使われた広告の方が伝わりやすいと言う事がよくわかりました。



着眼点が良いというお褒めの言葉を胸に、次回の課題も全力で作成します。

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松尾 憲司
アートディレクター兼代表の松尾です。20歳からデザインをはじめて15年以上経ちました。 今までの仕事は広告の制作側が中心でしたが、最近は広告デザインを考える部分を中心に仕事をしています。 仕事は毎日しないといけない事ですが、会社のみんなが仕事を毎日できることの喜びを感じられるように、スタッフとの関係性やオフィス環境の整備を重視して、毎日会社に来るのが楽しくなるような職場づくりにも注力しています。

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