2016.4.26

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デザインディレクションとは、医者の心を持つ事也。

デザインのディレクションとは、デザインで解決したい内容の本質を見極める事だと思っています。

本質を見極めるとは何か。

例えば、お客さんから「キラキラしたデザインにして欲しい」という要望を受けた時に、「はいはーい」と、Photoshopのブラシツールでキラキラさせる事ではなく、

なぜキラキラさせたいのかという事を探る事だと思います。

「キラキラさせたいのはなぜですか?」

「最近の女の子はキラキラが好きでしょ?」

「では、キラキラより女の子にウケるデザインがあったら?」

「もちろんそっちでしょ」

となるわけです。

お客様はデザインのプロではないので、叶えたい内容の本質を私たちプロが探ってあげる必要があります。

ふと先日私が息子と行った病院の事を思い出しました。

 

私は苦しんでいる息子を早く直して欲しいという想いで、とにかくすぐ効く薬でも出してもらおうと病院に行ったのですが、

先生は、「どこが痛い?」「いつ頃から?」「どんな痛み?」「ここは痛くない?」と、

本質を知ろうと息子に問診を続けます。

薬が欲しいという私に対する先生の答えが、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

便秘ですな。トイレ行って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォッッ!!!

と息子とズッコケました。

 

 

 

 

 

お腹を触られた息子は診察室を出た後トイレに駆け込み、ケロっとした顔で戻ってきました。

苦しみから解放された息子の顔を見て私はホッとしました。

 

 

 

このように、「薬が欲しい」というのは、実は私の本質的な要望ではなかったのです。

本質は「苦しむ息子に楽になって欲しい」だったのです。

その最適な方法を、先生はしっかりとヒアリングし問題の解決法として最適な「トイレに行く」という提案をくれました。

これはデザインに対するディレクションによく似ていると思います。

 

私たちデザインに携わる者は、クライアントの要望どおりに事を進める方が楽ですが、クライアントの要望の本質を見極め理論的な提案を出す事がプロの仕事と言えるでしょう。

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松尾 憲司
アートディレクター兼代表の松尾です。20歳からデザインをはじめて15年以上経ちました。 今までの仕事は広告の制作側が中心でしたが、最近は広告デザインを考える部分を中心に仕事をしています。 仕事は毎日しないといけない事ですが、会社のみんなが仕事を毎日できることの喜びを感じられるように、スタッフとの関係性やオフィス環境の整備を重視して、毎日会社に来るのが楽しくなるような職場づくりにも注力しています。

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