新事業部立ち上げブランディング

新事業部立ち上げのご相談

以前よりお世話になっているリフォーム会社様より、新事業部立ち上げのご相談がありました。
ご相談内容はシンプルに「新規事業部を立ち上げるので、その内容を一緒に考えて欲しい」というものでした。

すでに物件購入から支援するリノベーション事業部を立ち上げているクライアントですので、リッチなサービスよりも手軽で敷居の低いサービスがあっているのではないかという事に落ち着いたので、以前放置状態になっていたお風呂リフォーム専門サイトのリニューアルをしたらいかがですか?という軽いノリからスタートしたプロジェクトです。

新事業部の立ち位置について

新しい事業部は、これまで放置状態だったお風呂リフォーム専用サイトのテコ入れという話から広がりました。

現在提供しているサービス内容を整理し、大掛かりな全体のリフォームと、水まわりリフォームという細かい仕事を分離させ、水まわり専門の事業部を立ち上げ、水まわりに特化させることで他にない提案や品質を提供できないだろうかという話から、新しい事業部は水まわり専門事業部とうことが決定しました。
また、ユーザーのニーズを検証したところ、デザイン性にこだわりや思い入れが少なく、手軽に、簡単に、安く、早く、そしてオシャレにリフォームしたい人をターゲットにすることにしました。服飾でいうファストファッションの立ち位置のリフォーム事業にしたいという意味です。

名称の検討

手軽で簡単ということが前提条件です。ネーミングも重要なためどんな名前にするかということで相当な日数を要しました。
以前別事業部のサービスとして提案していた「きがえる」というワードは初期段階から採用されていました。
「きがえるような気軽さでリフォームを利用して欲しい」という意味でしたので、水まわり専門事業部も、気軽、手軽、安く、早く、簡単、スピーディーなどがキーワードのサービスになりました。
手頃な価格帯で提供するため、安かろう悪かろうに感じさせないため「水工房」というこだわりのある職人をイメージさせるワードを追加することで、質の良さもアピールしています。

提供サービスの検討

きがるに、手軽に、リフォームを利用していただくためには何が必要で、今のリフォーム業界になにが不要なのかを検証してみました。

リフォーム業界は顧客のニーズに応えすぎたあまり、提供メーカーや提供商材が飽和状態になっていないか?という疑問から調べたところ、現行の水まわり商材だけで150品もの商品選択肢があることがわかりました。
たしかに、こだわりのあるユーザーにとってはたくさんの品物があるおかげで、希望にしているリフォームに近づけるかもしれませんが、こだわらずとにかく今の住まいの不便さを解消して欲しいとう人には向いていないのではないかと仮定して、今回の事業部ブランディングを進めていくことになります。

例えば私の場合、レンタルビデオ店に行って借りる作品を選ぶのにものすごく時間がかかります。優柔不断な方ではないのですが、たくさんの魅力的な作品がありすぎて、何を選んだらよいかわからなくなるのです。
せっかくの貴重な休みを、おもしろくない作品で潰したくないという思いと、せっかくなら面白い作品を見たいという思いなどが交差し、作品を選ぶだけで映画1本分の時間を要することも。
多すぎると良くないこともあるのではないか、という疑問から生まれたのが、きがえる水工房の「3つだけ」という商材の絞り込みです。

3つだけに絞るメリット

  • 商品カテゴリは、キッチン、洗面台、お風呂、トイレの4つです。
    そして、その商材に対して松竹梅の価格(機能)で3つのランクをつけました。
    ユーザーは自分の予算や、欲しい機能レベルからえらぶだけなので簡単にリフォーム商材を決定することができます。

    商材の絞り込みは、メーカー、商社、建築士、職人、フードコーディネーター、インテリアデザイナーなど様々な業種のプロフェッショナルが独自の目線で厳選したものなので、ユーザーは安心して商品を選ぶことができます。

ロゴマークの検討

事業部のテーマやコンセプトが固まったところで、ビジュアル面に移ることになりました。
まずは様々な媒体に使われるロゴマークです。
シンプルで、すでに決まっているネーミングと親和性の高いものにしあげるため、膨大な量の提案をさせていただき、最終的に最もストレートで、シンプルで、見た目にやさしい帰るキャラクターがデザインされたロゴマークが選定されました。

販促展開

きがえる水工房は、膨大な量の商品から選ばなくて良い「シンプル」で、「かんたん」なサービスです。
チラシも量販店などのような、安さや商品数の多さをアピールする派手なチラシではなく、他のリフォーム会社がやらないシンプルでかんたんそうなチラシに仕上げる必要がありました。
いくつかのデザイン提案の後、下のようなごくシンプルなチラシのデザインが仕上がりました。
商品数が少ないことをメリットに感じてもらえるよう、3つに絞っていることをアピールし、量販店チラシにありがちな多色多情報のチラシと差をつける、単色少情報を意識しています。

チラシ広告

きがえる水工房 チラシ裏面 きがえる水工房 チラシ裏面

つり革広告

露出を増やすために、大阪御堂筋線のつり革広告を施策することになりました。

つり革広告は見る人の人数は多くなりますが、スペースが極小のため多くの情報は入れられません。

今回の事業の核となる部分「選びやすい」ということを伝えるため、表裏で情報を変えて選びやすさの良さを感じてもらう広告を提案しました。

こちらの表裏のデザインが交互に設置され、自分が手に持っているつり革の広告と隣のつり革の広告を比べて、見た人は選びやすさがどれだけメリットになるかということ、様々なデザインのカエルキャラクターを見て、今回の事業部のあそびごころを体感することになります。

きがえる水工房 つり革広告  きがえる水工房 つり革広告

クライアント

 株式会社サンリフォーム 様

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松尾 憲司
アートディレクター兼代表の松尾です。20歳からデザインをはじめて15年以上経ちました。 今までの仕事は広告の制作側が中心でしたが、最近は広告デザインを考える部分を中心に仕事をしています。 仕事は毎日しないといけない事ですが、会社のみんなが仕事を毎日できることの喜びを感じられるように、スタッフとの関係性やオフィス環境の整備を重視して、毎日会社に来るのが楽しくなるような職場づくりにも注力しています。

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