2018.6.25

office

これが私のPI 松尾編

会社にCI(コーポレートアイデンティティ)があるように、組織内で働くひとりづつにもアデンティティがあるものです。

いわは自分らしさ、個性というものだと思います。

グラフィティーはわりとスタッフが自由なので、「会社としてこうありなさい」というものを設定していません。

あるとすれば企業理念にあるように「まわりの人をハッピーにさせる」というものでしょうか。

今回、各自のPI(パーソナルアイデンティティ)を紹介する記事を書いていきます。

まずは私から。

PIその1

何を作る?ではなく、なぜ作る?

ときどき知り合いの人などから「とりあえずカッコよさげなやつ作って」と仕事を依頼されるのですが、この依頼内容が一番難しいので警戒しながら話を聞きます。

「カッコ良いもの」とは何でしょうか。

私がカッコ良いと思うのは、バイカーやスポーツ選手などのアスリートです。

ひょろひょろのロックバンドのボーカルはカッコ良いと思いません。

わたしがカッコ良いと思うものでよければいいのですが、それが相手のカッコ良いに沿わない場合どうなるものかと思ってしまいます。

なので、「とりあえずカッコ良いものはわかったから、なんで作ることになったの?」と質問し、作る目的を明確にするようにしています。

PIその2

Macは魔法の箱ではない、デザイナーは魔法使いではない。

ハリウッド映画や美しいWebサイトを簡単に見れるようになったので、Macという一般の方があまり使わないパソコンをデザイナーという職業の人が操れば、簡単に見たこともないような美しいものが作れるのだと思っている人が多いようです。

デザイナーにも種類がたくさんあるので、映画のようにCGを駆使したデザインを一人が作れるというわけではありません。Macはあくまでもデザインを作る上での道具なので、ボタンひとつで美しいデザインが生まれるわけではありません。

デザイナーやデザインについてまちがった知識を持っているお客様には、デザインを作るフローや考える時間、作る時間がどれだけかかるのかということをしっかりと伝えた上で、理解していただき作業に入るようにしています。

PIその3

デザイナーはコンピューターではない。

デザイナーは残業や徹夜があたりまえだから、いくらでもワガママを言って良いと勘違いしている人がいます。

デザイナーが残業や徹夜をするのは、依頼された案件のクオリティを高める為であり、ワガママをきくためではありません。

あまりにもお客様の都合で、デザイナーが遅くまで残らないといけないという事態を避ける為にお客様の言いなりにならないように注意しています。

人工知能や機械であればいくらでも使っていただいて構いませんが、デザイナーは人間です。

お客様と同じように、長く働けば疲れるし頭も働かなくなります。

「色違いで何パターンか見せて」「デザインバリエーション見せて」ということよりも、依頼したデザイナーを信じてクオリティの高い仕上がりを期待する方が賢いのではないかと思っています。

PIその4

ナメた気持ちでデザインやるなら辞めてしまえ。(君の為に)

デザインが手軽に作れるようになったことで、デザイナーと肩書きを持つ人が恐ろしく増えたと思います。

adobeの提供するツールのマニュアルを数時間見るだけで、ある程度のデザインであれば出来てしまいます。

だからこそ、デザイナーはそのように簡単に作れてしまうデザイン以上に価値があるものを生み出さないといけません。

簡単に作れるし、楽しそうだし、デザイナーって名前がかっこいいしという気持ちで業界に入る人がいたら、ハッキリと「やめておきなさい」と伝えます。

中途半端にデザインを職業にしてしまうと、このような未来が待っています。

1.一般の人でもできるレベルが上がっているので、まずはそこを目指す

2.一般の人レベルでは職業デザイナーとして成立しないことに気づく

3.一般の人よりも高いデザイン力を身につける為には、厳しい修行や勉強が必要

4.そもそも気軽にデザイナーを選んだので、厳しい修行や勉強に耐えられない

5.やめる

6.時すでに遅しで、年齢的に他の職業ができる状況ではなくなっている

こんなことになるのではれば、そもそもやめておけば良いのです。

相撲の業界に厳しいしごきがあるとニュースで話題になりましたが、デザイナーも楽な仕事ではありません。

筋トレをして力が強くなるという単純なものでない分、力をつけるのも一苦労です。

それを乗り切るだけの心がないのであれば、やめておいた方がその人の為になります。

このように、私なりのデザインやデザイナーについてのアイデンティティを大切にしながら、お客様からご依頼いただく仕事に真剣に取り組み、デザイン会社を運営しています。

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松尾 憲司
アートディレクター兼代表の松尾です。20歳からデザインをはじめて15年以上経ちました。 今までの仕事は広告の制作側が中心でしたが、最近は広告デザインを考える部分を中心に仕事をしています。 仕事は毎日しないといけない事ですが、会社のみんなが仕事を毎日できることの喜びを感じられるように、スタッフとの関係性やオフィス環境の整備を重視して、毎日会社に来るのが楽しくなるような職場づくりにも注力しています。