2026.07.14

LPとホームページの違いとは?Web集客での使い分け方を解説

2026.07.14集客・ブランド

「LPを作った方がいいと聞いたけど、ホームページと何が違うの?」——そんな疑問を持つ中小企業の経営者・担当者の方は少なくありません。どちらもWebサイトの一種ですが、目的・構成・集客の役割がまったく異なります。この違いを知らずに制作を依頼すると、「費用をかけたのに思ったような成果が出なかった」ということが起きがちです。

この記事では、LPとホームページの違いを基礎から整理し、どちらをどんなときに使うべきかを具体的に解説します。

結論として、「まず会社を知ってもらいたい・信頼を積み上げたい」ならホームページ、「特定の商品・サービスへの申し込みや問い合わせを今すぐ増やしたい」ならLPが向いています。多くの場合は両方を目的に応じて使い分けるのがベストです。

そもそもLPとホームページは何が違う?基本の定義から整理する

まずは言葉の定義を整理しておきましょう。混同されがちな2つですが、構造も役割もはっきり異なります。

ホームページとは

ホームページ(コーポレートサイト)とは、企業や店舗の情報を幅広く伝えるための多ページ構成のWebサイトです。会社概要・サービス紹介・実績・ブログ・問い合わせフォームなど、複数のページが存在し、訪問者はリンクをたどりながら自分が知りたい情報を探します。

ホームページの主な役割は「会社・ブランドへの信頼形成」です。はじめて名前を知った人が「どんな会社?」「何をしている?」と調べるときに参照される場所であり、じっくり情報を届けることで信頼を積み上げていきます。Google検索やSNSからさまざまなキーワードで流入を受け、長期的な資産になる点も特徴です。

ランディングページ(LP)とは

ランディングページ(LP)は、1つの目的のために設計された、原則1ページ完結のWebサイトです。「資料請求」「無料相談の申し込み」「商品購入」など、特定のコンバージョン(行動)に絞って訪問者を誘導します。

LPの最大の特徴は「離脱させない設計」にあります。外部リンクやナビゲーションメニューをあえて省き、ページの上から下へスクロールしながら読み進めるうちに「申し込みたい」という気持ちが高まるよう、ストーリー仕立てで構成されます。広告(リスティング広告・SNS広告)との相性が抜群で、短期間で集中的に成果を出したいときに使われます。

LPとホームページの違いを比較表で確認する

2つの特徴を一覧で比べると、違いがより明確になります。どちらが優れているというわけではなく、目的に応じた使い分けが重要です。

比較項目ホームページ(コーポレートサイト)ランディングページ(LP)
ページ数複数ページ原則1ページ
主な目的信頼形成・ブランド認知特定行動への誘導(CVR向上)
流入経路SEO・検索・SNS・口コミ広告・メルマガ・SNS
ナビゲーションあり(複数ページを回遊)なし(離脱させない設計)
情報の広さ幅広い情報を網羅1テーマに絞って深掘り
効果が出るまで中長期(SEO蓄積)短期(広告連動で即効性あり)
向いているケース企業の信頼・採用・総合案内キャンペーン・新商品・集中販促

LP・ホームページそれぞれが向いている場面とは

「どちらを作るべきか」は、今の自社の課題と目標によって変わります。よくある状況ごとに整理してみましょう。

ホームページが向いているケース

会社・店舗の信頼を積み上げたい……初めて名前を聞いた人が「どんな会社?」と検索したとき、情報がなければ不信感につながります。サービス内容・実績・スタッフ紹介などをしっかり掲載することで、問い合わせ前の不安を解消できます。

SEOで長期的に集客したい……複数のページやブログ記事を積み重ねることで、検索エンジンからの流入を継続的に増やせます。広告費をかけなくても見つけてもらえる「資産型集客」の基盤になります。

採用情報を発信したい……求職者は応募前に必ず企業サイトを確認します。採用ページが充実していると、応募の質・量ともに変わってきます。

LPが向いているケース

広告を出して短期間で問い合わせ・申し込みを増やしたい……広告のクリック先がホームページのトップページだと、訪問者が迷子になりやすくなります。LPは広告の訴求と一致した内容を1ページで完結させるため、コンバージョン率が上がりやすくなります。

新商品・キャンペーンを期間限定でプッシュしたい……ホームページ全体を改修しなくても、LPを1枚作るだけで施策を打てます。終了後は非公開にするだけでよく、機動力があります。

特定のターゲットに絞ったメッセージを届けたい……「40代女性向けの美容サービス」「飲食店オーナー向けのPOSシステム」など、ターゲットが明確な場合、LPは訴求を絞って刺さるメッセージを届けられます。

Web集客で成果を出すためのLP・ホームページの使い方

LPとホームページは「どちらか一方」ではなく、役割を分担させながら組み合わせるのが効果的な使い方です。

「ホームページで信頼を作り、LPで刈り取る」という考え方

たとえば、SEOやSNSでホームページに訪れたユーザーが「この会社、良さそう」と思っても、次のアクションに迷うことがあります。そこに「無料相談はこちら」とLPへ誘導するバナーやボタンを設置することで、興味を持ったユーザーを申し込みへと自然につなぐ導線が生まれます。

逆に、広告でLPに来たユーザーが「もっと会社のことを知りたい」と思ったときのために、LPからホームページへのリンクを置いておく設計も有効です。信頼度を高める情報(実績・スタッフ紹介・よくある質問など)をホームページで補完し、再びLPへ戻って申し込みを促す動線が成立します。

LPの構成で意識すべき「AIDMA」の流れ

LPを設計するときは、訪問者の心理の流れに沿って構成を組み立てることが大切です。よく使われるのがAIDMA(アイドマ)という考え方です。

Attention(注目)……ファーストビュー(画面に最初に表示される部分)で「自分ごと」と感じさせる。「こんなお悩みありませんか?」という問いかけや、ターゲットが引き付けられるキャッチコピーが鍵になります。

Interest(興味)……サービスの特徴・他との違いを具体的に伝え、「もっと知りたい」と思わせる。数字や図解があると伝わりやすくなります。

Desire(欲求)……導入事例・お客様の声・ビフォーアフターなど、「自分もこうなりたい」というイメージを持たせる。

Memory(記憶)……料金・サービス内容・よくある質問をわかりやすく整理し、「よし、これにしよう」と意思決定を後押しする。

Action(行動)……CTA(申し込みボタン・問い合わせフォーム)を適切なタイミングで複数配置し、離脱前にアクションを促す。

この流れを無視して「サービスの説明だけ」を並べたLPは、読んでも「だから何?」となりがちです。訪問者の感情の流れに沿った設計が、LPの成否を左右します。

LP制作・ホームページ制作を依頼するときに確認すべきポイント

制作会社にLPやホームページの制作を依頼する際、事前に整理しておくと打ち合わせがスムーズになるポイントがあります。

誰に届けたいか(ターゲット)を明確にする……年齢・職業・抱えている悩み・検索するキーワードなど、ターゲット像が明確なほど、刺さる構成・コピーに近づきます。「なんとなく全員に」は逆に誰にも刺さらなくなります。

ゴールを1つに絞る……「問い合わせ」「資料請求」「購入」など、LPで最終的に取ってほしいアクションを1つに絞ることで、構成がぶれません。複数の目的を詰め込むと、訪問者が迷子になります。

流入経路を伝える……広告なのか、SEOなのか、SNSなのかによって、LPのデザイン・文章量・構成が変わります。「どこから来る人に向けて作るか」を制作前に共有することが大切です。

既存のホームページとの役割分担を整理する……すでにホームページがある場合、LPと情報が重複していないか、導線がつながっているかを確認しましょう。バラバラに作ると、ユーザーが混乱します。

まとめ:LPとホームページは「目的で使い分ける」が正解

LPとホームページの違いをあらためて整理すると、次のようになります。

ホームページは会社・ブランドへの信頼形成と、SEOによる中長期の集客基盤を作るもの。

LPは特定の商品・サービスへの申し込みや問い合わせを、短期間で集中して増やすためのもの。

2つは対立するものではなく、役割を分担しながら組み合わせると集客効果が高まる。

「どちらを作ればいいかわからない」「LPを作ったけどなかなか成果が出ない」という場合は、目的とターゲット・流入経路の設計を見直すことが先決です。

グラフィティーでは、LP制作・ホームページ制作のどちらにも対応しており、ヒアリングを通じて課題の本質から提案するスタイルで進めています。「まず相談してみたい」という段階でも歓迎です。大阪・梅田を拠点に、全国のクライアントとリモートで対応していますので、お気軽にご連絡ください。

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